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院内学会委員
生き生きと働ける職場をつくるために
-モチベーションを高めるために医療人に求められること-
院内学会は平成18年の第1回院内学会から、年を重ねるごとに充実がみられ、平成24年には院外の研究発表会に初めて参加をする運びとなりました。
今後も、現状の業務遂行に満足することなく疑問をもち、課題を明確にするためのアクションを継続することが大切と考ます。
人は意識的であれ、無意識的であれ、目標に向かって生きているといわれており、職員自らが主体的に「自己のありたい将来像」へ向かってよりよく変わっていくという意識づけが重要です。
研修会・勉強会への参加は、職員のやる気を引き出す第一歩であり、参加者一人一人に、「こんなに素晴らしい多くの仲間が、日立梅ヶ丘病院を支えている」という熱いメッセージが伝わり、職員としての誇りがもてる様に委員会として支援していきたいと考えています。
院内学会委員会
院内学会の推移
研究内容 | 演者 |
開放病棟における入院患者の入院生活・退院及び医療福祉制度に関する意識 | 診療部 精神保健福祉士 |
排尿の自立へ向けての援助 | 看護部 病棟看護師 |
ラップ療法~栄養状態と体圧分散の必要性 | 看護部 病棟看護師 |
事故報告・インシデント報告・分析結果 ~より安全な入院生活を送っていただく為に~ |
看護部 病棟看護師 |
研究内容 | 演者 |
診療における患者自己負担金の未収問題と解決に向けて | 事務部 医事課 |
感染性胃腸炎による集団感染を体験して ~再発防止と予防対策を深めて~ |
看護部 病棟看護師 |
D棟での回想療法の報告 | 診療部 臨床心理士 |
誤薬、昨日今日そして明日へ | 看護部 病棟看護師 |
禁煙のアンケート結果分析 | 看護部 病棟看護師 |
精神科リハビリの今後の動向について | 多機能型事業所 作業療法士 |
医療観察法指定通院医療機関の地域処遇について | 看護部 外来看護師 診療部 臨床心理士 |
訪問看護導入による退院後短期再入院の取り組みについて | 看護部 訪問看護師 |
研究内容 | 演者 | |
精神障害を持つ人とその家族関係改善への援助の意義 ~統合失調症の40歳代女性への訪問看護をとおして父子関係を改善した事例からの考察~ |
看護部 訪問看護師 | |
精神科医療福祉の今後の動向 | 多機能型事業所 作業療法士 | |
作業療法の現状と今後の課題 | 診療部 作業療法士 | |
外来予約制導入まで | 看護部 外来看護師 | |
これからの精神科デイケアに期待される機能 | 診療部 精神保健福祉士 | |
喫煙に関するアンケートから | 健康増進委員会 検査技師 | |
PEGチューブ内の酢水の効果と作用 | 看護部 病棟看護師 |
研究内容 | 演者 | ||
双極性障害の最近の知見について | 多機能型事業所 作業療法士 | ||
薬剤管理指導による患者服薬支援の事例について | 診療部 薬剤師 | ||
喫煙防止教育DVDの供覧 | 健康増進委員会 検査技師 | ||
D棟について精神保健福祉士として今思うこと | 診療部 精神保健福祉士 | ||
当院でのリスクマネジメントならびに最近の動向 | リスクマネジメント対策委員会 |
研究内容 | 演者 | ||
患者の嗜好傾向と日本人の食事摂取基準 | 事務部 栄養科 | ||
認知症病棟の現状と取り組みについて | 看護部 病棟看護師 | ||
作業療法の現状と展望 | 診療部 作業療法士 | ||
慢性期患者のセルフケアのもたらすもの ~統合失調症患者3事例への日常生活援助をとおして~ |
看護部 病棟看護師 | ||
意識障害のある患者の看護 ~転倒を繰り返した患者の看護を振り返る~ |
看護部 病棟看護師 |
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B棟における長期入院患者への援助 | 診療部 精神保健福祉士 |
研究内容 | 演者 | ||
看護職員が患者に対して抱く陰性感情と看護援助への影響 | 看護部 病棟看護師 | ||
レセプト返戻・査定ゼロを目指して | 事務部 医事課 | ||
誤薬ゼロへの取り組み | 看護部 病棟看護師 | ||
業務改善、個別性に合った与薬の援助 | 看護部 病棟看護師 | ||
病識獲得と服薬アドヒアランスの向上を目指して ~慢性期統合失調症患者のセルフケアの維持及び拡大への援助~ |
看護部 病棟看護師 | ||
重度認知症デイケアやまゆりの活動と今後の展望 | 診療部 作業療法士 | ||
作業療法士の受容的関係をとおして活動に広がりがみられた事例について | 診療部 作業療法士 |
研究内容 | 演者 | |||
療養型病棟での入院生活に関する患者の意識調査 | 看護部 病棟看護師 | |||
認知症疾患医療センターの果たす役割と今後の課題 | 認知症疾患医療センター | |||
D棟における業務改変 ~エイドの業務に関する検討~ | 看護部 病棟看護師 | |||
DVT予防効果の検討 ~過去のデータより~ | 看護部 病棟看護師 | |||
作業療法室の取り組みと今後の課題 | 診療部 作業療法士 | |||
幻聴・妄想により行動を制限してしまう慢性期統合失調症 患者への看護 ~統一した看護・他職種との連携がもたらすもの~ |
看護部 病棟看護師 | |||
訪問看護における患者・家族との信頼関係の構築 | 看護部 訪問看護師 |
研究内容 | 演者 | ||||
精神科デイケアの活動・取り組みと今後の課題 | 診療部 作業療法士 | ||||
金銭管理を通したセルフケア能力への関わりについて | 看護部 病棟看護師 | ||||
行動制限に関する意識調査 | 看護部 病棟看護師 | ||||
集団感染(疥癬)について | 看護部 病棟看護師 | ||||
退院に向けての支援のあり方と今後の課題について | 診療部 病棟看護師 | ||||
リカバリープログラム~心理教育の効果を考える~ | 診療部 精神保健福祉士 | ||||
リワークプログラムの現状と今後の展望 | 診療部 作業療法士 |
研究内容 | 演者 |
認知症患者の退院支援のあり方 ~昨年の事例研究を活かして~ |
看護部 病棟看護師 |
アロマオイルがもたらす睡眠への効果 | 看護部 病棟看護師 |
より良い急性期看護を目指して ~回転率と看護の質の実際~ |
看護部 病棟看護師 |
慢性期における統合失調症患者のQOL向上への援助 ~訪問看護におけるパッチワーク創作活動・母親との連携を通して~ |
看護部 訪問看護師 |
心理アセスメントを活用した心理療法 | 臨床心理室 心理士 |
指定特定・相談支援事業所の取り組み及び今後の展望 | 多機能型事業所まゆみの里 精神保健福祉士 |
入居者の思いを尊重した支援のあり方 ~SOAPを活用し入居者の視点からのケアプランへの転換~ |
グループホームことぶき 看護師 |
園芸活動がもたらす治療効果について | 診療部 作業療法士 |
初診電話応対から見えてきた課題とその考察 | 事務部 医事課事務員 |
最適購買への挑戦 ~物品購入リスト導入の事例から~ |
事務部 総務課事務員 |
11月5日と13日の2日間にわたり開催された院内学会は、19演題の発表がされました。
本学会のスローガンとして『はばたけ、今、飛躍の時』を掲げ、2日間で154名の職員が参加・聴講しました。
昨年の研究発表と比して第10回の研究発表は、質的向上がみられ少し飛躍することができたと考えます。
今回の研究発表・質疑・講評をとおして、
- 関係部署・専門職種は、患者情報を共有し連絡・連携を密にすること
- 職員は、医療人・専門職として誇りをもって日々研鑽する努力をすること
- 研究者として倫理的配慮の遵守・利益相反に関する認識の必要性等について貴重な示唆と学びをすることができました。
今後も院内学会委員会は、職員の専門性を活かしたスキルアップのため、より良い院内学会・研修会および勉強会の充実を図ることで、日立梅ケ丘病院の質的向上を目指し貢献していきたいと考えております。
研究内容 | 演者 | ||||
服薬自己管理指導によるコンプライアンスからアドヒアランスへの変化 | 看護部 病棟看護師 | ||||
寝たきり患者のQOL向上を目指した援助 ~音楽療法のもたらす効果について考える~ |
看護部 病棟看護師 | ||||
QOL向上を目指した日常生活習慣改善への取り組み ~運動療法・食事指導等をとおして考える~ |
看護部 病棟看護師 | ||||
生活行為向上マネジメントを用いた作業療法介入 | 作業療法室 作業療法士 | ||||
受診・入院相談から見えてくる当院の特徴の検証と外部連携 | 医療福祉相談室 精神保健福祉士 | ||||
まゆみの里の現状と今後の展望について | 多機能型事業所まゆみの里 支援員 | ||||
リワーク準備性を高めるための取り組み ~アンケ-ト結果からみえる現状と今後の展望について~ |
リワークデイケア 作業療法士 | ||||
学習療法の効用について | グループホームことぶき 看護師 | ||||
利用者の水分摂取量調査について ~現状の把握とこれからの取り組みについて考える~ |
重度認知症患者デイケア 作業療法士 | ||||
統合失調症患者退院後のQOL向上への援助 ~家族関係改善に向けての係わりをとおして考える~ |
看護部 訪問看護室看護師 | ||||
より良い急性期看護を目指して ~長期隔離患者へのアプローチ~ |
看護部 病棟看護師 | ||||
外来における電話内容の実態について(第2報) | 看護部 外来看護師 | ||||
認知症患者を持つ家族支援のあり方 ~家族の思い、看護に対する家族等の要望に対する実態調査から考える~ |
看護部 病棟看護師 | ||||
若年層の認知症患者と当センターの関わりについて | 認知症医療疾患センター 精神保健福祉士 | ||||
統合失調症患者への薬物療法の現状と今後の展望 ~E棟(療養病棟)における処方状況から考える~ |
診療部 薬剤師 | ||||
医療文書料金の妥当性について ~過去3年間の医療文書の統計と県内平均料金との比較から考える~ |
事務部 医事課事務員 | ||||
食事と鬱の関係について | 総務部 栄養課 管理栄養士 | ||||
利用者の健康管理プログラムについて | 診療部 精神デイケア 作業療法士 | ||||
ユング派心理学(夢分析 ・箱庭療法)の日常臨床との繋がりについて ~事例を通して~ |
診療部 臨床心理室 臨床心理士 |
第11回院内学会は、平成28年11月30日に開催されました。
本学会のスロ-ガンとして、「学びから深めるチーム医療」を掲げ全部署から9演題(事務部1演題、看護部3演題、地域連携部3演題、認知症疾患医療センター1演題、介護支援事業部1演題)についての発表があり、他部署の取り組んでいる状況と課題を知ることで、自分の所属する部署としての役割を考え、職員間で情報を共有し連携を取り合うことの重要性を認識することが出来ました。更に、精神科に長期間入院している患者さんへの思いに寄り添う支援・地域との連携・ミーティングの実践・家族支援等について、「チーム医療」の実現のために、職員一丸となって努力する責務を共有することができ、本学会のスロ-ガン「学びから深めるチーム医療」の今後の方向性について、貴重な示唆を得ることができました。
研究内容 | 演者 |
精神科療養病棟における就寝時パジャマ着用のもたらすもの ~長期入院患者への就寝時パジャマ着用に向けての取り組みから~ |
看護部 病棟看護師 |
患者の退院に伴う不安を知る ~退院に向けより良い援助を行うために~ |
看護部 病棟看護師 |
認知症患者に対する塗り絵のもたらす効果 | グループホームことぶき 介護福祉士 |
認知症疾患医療センターとしての認知症患者への支援の方向性を考える | 認知症疾患医療センター 精神保健福祉士 |
認知症デイケアにおける小集団作業療法と今後の課題 | 重度認知症患者デイケア 作業療法士 |
入院手続きの最適化に向けて ~入院手続きに要する時間と家族アンケートから考える~ |
事務部 医事課事務員 |
行動制限最小化を目指して ~身体拘束に焦点を当てたスタッフの意識調査から~ |
看護部 病棟看護師 |
精神障がい者を在宅で支える家族に対するケア ~家族へのインタビユーから考える訪問看護に求められるもの~ |
訪問看護室 看護師 |
運動プログラムの効果 ~精神的健康状態に及ぼす影響を考える~ |
精神科デイケア 作業療法士 |
第12回院内学会は10演題(事務部2演題・ 看護部4演題・地域連携部3演題・介護支援事業部1演題)について発表が行われました。
本学会のスロ-ガンは、「今こそ学ぶ瞬 ~チーム力を高めるために~」と掲げ、研究発表に対する質疑応答や講評等により、多職種がそれぞれの専門性を活かし、チーム力を発揮する事の意義を考える貴重な機会となりました。
今後の方向性として、医療人として「より良い医療・看護サービス」を患者さん方に提供するためには、個々の職員が常に学ぶ姿勢を持ち続ける事や多職種が情報を共有し緊密に連携する事が、チーム力を高めるという示唆を得ることができました。
研究内容 | 演者 |
患者家族の満足度向上に向けた入院手続きとは ~追跡調査から考える現状と今後の課題~ |
事務部 医事課事務員 |
閉鎖病棟への危険物持ち込み予防対策 ~看護職員のボディチェックに関しての実態調査から考える~ |
看護部 病棟看護師 |
不穏時頓服薬与薬の適切な看護判断 ~不穏時頓服薬の使用状況調査を通して考える~ |
看護部 病棟看護師 |
認知症高齢者への口腔内ケアがもたらすもの ~94歳の脳血管性認知症患者への支援を通して考える~ |
グループホームことぶき 介護福祉士 |
適時適性検査におけるSDSAの合否と認知機能の関連 | 臨床心理室 心理員 |
精神疾患入院患者への肥満に関する栄養管理 ~BMI調査結果を通して考える~ |
栄養課 管理栄養士 |
精神疾患患者の自己管理能力向上への援助 ~金銭管理の自立に向けた取り組みから考える~ |
看護部 病棟看護師 |
退院に向けての家族への支援 ~家族へのアンケート調査から考える~ |
看護部 病棟看護師 |
退院支援に結びつく「退院支援委員会」のあり方 ~当院の退院支援委員会開催状況から可能性を探る~ |
医療福祉相談室 精神保健福祉士 |
統合失調症患者退院後の日常生活自立への支援 ~単身生活患者のQOL向上を目指した訪問看護を通して~ |
訪問看護室 看護師 |
第13回院内学会は10演題(看護部3演題・地域連携部3演題・介護支援事業部1演題・委員会3演題)の発表が行われました。
本学会のスロ-ガンは、「立ち返ろう 専門性を深めるために」を掲げ、7部署の発表に加え、リスクマネージメント委員会、院内感染防止対策委員会、人権擁護委員会の3委員会から日頃の委員会活動を通しての患者の安全や職員の意識変化等への成果と今後の課題等について発表がありました。
研究発表に対する質疑応答や常磐大学看護学部の池内彰子先生からの研究の進め方・今後の課題等に対する助言・講評をいただき、より良い精神科病院における医療・看護を目指して多職種が連携し合い更なる精神科チ-ム医療の充実を図ることの責務と今後の方向性について貴重な示唆を得ることができました。
研究内容 | 演者 |
医療保護入院者退院支援委員会が退院支援に果たす役割 ~平成29年度の追跡からみえてくもの~ |
医療福祉相談室 精神保健福祉士 |
長期入院していた統合失調症患者の退院後の支援 ~自立・不安解消に向けての訪問看護・精神デイケアの活動を通して考える~ |
訪問看護室 看護師 精神科デイケア 作業療法士 |
運動プログラムの治療的要因に関する研究 ~患者視点で行ったアンケート調査から考える~ |
作業療法室 作業療法士 |
高齢者の摂食困難への支援がもたらすもの | グループホームことぶき 介護福祉士 |
院内研修が与えるインシデント・アクシデントレポートに対する意識変化 | リスクマネージメント対策委員会 病棟看護師 |
職員の感染防止に対する意識と行動に関する実態調査 ~医療従事者としての感染予防と責務について考える~ |
院内感染防止対策委員会 病棟看護師 |
院内監査実施による行動制限最小化の効果 | 人権擁護委員会 病棟看護師 |
患者の新たな一面を知るために ~当院における「ストレングスモデル」の認知度調査を通して考える~ |
看護部 病棟看護師 |
非自発的入院患者への治療効果を高めるために | 看護部 病棟看護師 |
外来看護に求められるもの | 看護部 外来看護師 |
第14回院内学会のスロ-ガンとして、「共に学ぼう 地域に求められる病院を目指して」を掲げ、9演題(看護部4演題・地域連携部2演題・事務部2演題・介護支援事業部1演題)について、その研究の発表がありました。
この院内学会を通して、職員一人ひとりが他部署の状況を把握することで、院内におけるより良い連携ができることや、今後の課題と継続研究することの必要性について再認識することができ、地域に求められる医療・看護を目指す具体的な方向性について多くの示唆を得ることができました。
研究内容 | 演者 |
若年性認知症患者に対する認知症疾患医療センターの役割について考える ~就労支援関係機関へのアンケート調査・ヒヤリング調査を通して~ |
認知症疾患医療センター 精神保健福祉士 |
栄養士介入による入院患者の褥瘡発生予防について考える ~現在褥瘡患者の過去の栄養状態指標から読み解く~ |
栄養課 管理栄養士 |
認知症高齢者のストレングス視点に着目した援助 ~ひもときシートを活用して~ |
グループホームことぶき 介護福祉士 |
精神科閉鎖病棟に入院中の患者が抱くストレス ~ストレスに関するインタビュー調査から考える~ |
看護部 病棟看護師 |
リクライニング車椅子の下肢浮腫に対する有用性と看護者に求められるもの ~日常生活行動が自身でできない高齢者5名への関わりを通して~ |
看護部 病棟看護師 |
地域包括システムを円滑に実施するための看護師の役割 〜患者の社会資源に対する理解度と地域生活への意識調査から考える~ |
看護部 病棟看護師 |
これからの精神科病院行事のあり方 〜過去の振り返りと職員の病院行事に関する意識調査から考える~ |
作業療法室 作業療法士 |
退院時精算にかかる家族の待ち時間短縮を目指して 〜退院時にかかる時間調査から考える~ |
事務部 医事課事務員 |
外来における効果的な情報伝達・共有を目指して 〜リーダー制導入による見解~ |
看護部 外来看護師 |
第15回院内学会のスロ-ガンとして、「学びから実践へ 地域に求められる病院を目指して」を掲げ、9演題(看護部5演題・地域連携部3演題・委員会1演題)について、その研究の発表がありました。
研究発表と質疑・応答および常磐大学看護学部、池内彰子先生の具体的な講評を通して、それぞれの部署で患者サービス向上のために何が課題なのかを相互に理解することができ、今後は課題を解決するために、他部署とどのように連携していくべきか、日立梅ヶ丘病院の理念を目標に、全職員で情報を共有し合い、更なる連携を図りながら業務遂行をしていくことの重要性を再認識することができました。
研究内容 | 演者 |
ヒヤリハット報告の意義について考える ~ヒヤリハットを活用し事故を防ぐために~ |
リスクマネ-ジメント対策委員会 |
患者主体の作業療法を目指して ~作業療法に対する患者の目標および満足度についての調査を通して考える~ |
作業療法室 作業療法士 |
中小規模病院看護管理者における管理者評価に関する知識と取り組みの実態 ~茨城県内中小規模病院看護管理者意識調査より~ |
看護部 病棟看護師 |
精神科デイケアの役割・活動を考える ~感染予防対策を受けての長期活動休止がもたらす日常生活への影響を通して~ |
精神科デイケア 作業療法士 |
統合失調症患者が退院後地域で生活を継続するための患者・家族への支援 ~精神科訪問看護と心理教育を通して考える~ |
臨床心理室 公認心理師 訪問看護室 看護師 |
認知症カンフォ-タブル・ケア実践の方向性 ~病棟勉強会・シミュレ-ション教育を導入して~ |
看護部 病棟看護師 |
クライシスプラン実践の方向性 ~病棟勉強会による受け持ち看護師の理解度・意欲の変化に焦点を当てて~ |
看護部 病棟看護師 |
クライシスプランの効果的な運用と深化を目指して ~患者と支援者に対する質問紙調査を通して考える~ |
看護部 病棟看護師 |
精神科外来看護師に求められる質の高い対応 ~看護師が抱く患者への陰性感情と患者への対応の分析を通して考える~ |
看護部 外来看護師 |
研究内容 | 演者 |
急性期閉鎖病棟に入院する患者の家族が求める退院支援 ~看護師が実践してきた退院支援と比較して~ |
看護部 病棟看護師 |
カンフォータブル・ケア実践の方向性(第2報) ~カンフォータブル・ケア定着・技術向上を目指しての取り組みから考える~ |
看護部 病棟看護師 |
重度認知症患者デイケアにおける非薬物療法の実践 ~服薬調整期間中のレビー小体型認知症患者との関りから~ |
老人デイケア 作業療法士 |
転倒する場所とスタッフの認識調査から見えてきたこと | 看護部 病棟看護師 |
看護職の接遇向上がもたらすもの(第1報) ~看護職の接遇向上を目指しての取り組みから考える~ |
教育委員会 看護師 |
障がい者の売店業務参加へのアプローチを考える ~就労支援のために売店業務を導入して~ |
まゆみの里 支援員 |
効果的な安心生活プランの運用について考える ~セルフモニタリング能力と地域連携を目指して~ |
看護部 病棟看護師 |
現代における地域から求められる病院を目指して ~国と当院の動向を比較することで患者から求められること~ |
医療福祉相談室 精神保健福祉士 |
研究内容 | 発表者 |
認知症治療病棟における転倒・転落の最小化を目指して ~インシデントレポートの分析を通して考える~ |
看護部 病棟看護師 |
精神科・産科との連携手段の構築に向けて ~精神疾患を有する妊産褥期の事例と産科へのアンケ-ト調査を通して検討する~ |
看護部 外来看護師 臨床心理室 公認心理師 |
作業療法室における卒後教育の方向性 ~個別指導導入前後の変化をもとに今後の課題を考える~ |
作業療法室 作業療法士 |
日立市の自殺対策計画から当院における自殺防止への支援について考える | 医療福祉相談室 精神保健福祉士 |
精神科看護の質の向上を目指して ~看護職接遇向上の取り組み結果分析の推移から考える~ |
教育委員会 看護部 病棟看護師 |
施設内表彰制度から考える就労支援 | 就労支援事業所 まゆみの里 支援員 |
外来患者の待ち時間短縮を目指して ~外来患者の在院時間調査結果からの検討~ |
医事課 事務員 |
不安を訴える認知症入居者への援助 ~81歳のアルツハイマー型認知症入居者への関わりを通して |
グル-プホ-ム ことぶき 介護福祉士 |
研究内容 | 発表者 |
無為・自閉的な統合失調症患者と看護師との関係構築を目指して ~交換ノ-トを用いた関わりから考える~ |
看護部 病棟看護師 |
軽度認知機能障がい者への介入開始時期の違いによる認知症予防効果と今後の方向性 ~脳いきいきコ-ス通所者のMMSEの推移・分析を通して考える~ |
精神科デイケア 精神保健福祉士 |
認知症治療病棟における車椅子Y字型拘束帯使用の最小化を目指して ~車椅子Y字型拘束帯使用に関する職員の意識調査から考える~ |
看護部 病棟看護師 |
高齢者介護での互いを認め合うケアを目指して ~ユマニチュ-ド技法をケアに導入して~ |
グル-プホ-ム ことぶき 介護福祉士 |
通所者の就労意欲向上への効果的なアプロ-チ | 就労支援事業所 まゆみの里 支援員 |
患者のニ-ズに寄り添える看護を目指して ~接遇向上の取り組みと患者満足度調査の推移を通して考える~ |
教育委員会 看護部 病棟看護師 |
倫理カンファレンスから看護要員が得た意識変化と今後の方向性 | 看護部 病棟看護師 |
当院における入退院の推移から地域との繋がりを振り返ろう ~年報のデ-タは語る~ |
医療福祉相談室 精神保健福祉士 |
入院患者全体に焦点を当てた活動が療養生活にもたらす治療効果 ~長期入院統合失調症の生活から考える~ |
作業療法室 作業療法士 病棟看護師 |